前稿に引き続き、聴講したトークの雑感を箇条書き的に。
Mojoliciousでつくる!Webアプリ入門 by Yusuke Wada
- WAF 自作も楽しいけど、そこは本題じゃないんだからとりあえず WAF 使っとくのが良い、と。
- ライブコーディングでさくっと作られてたのですごい簡単感が伝わってたと思います。
- 「分けることで分かる」「少しづつやる(ことで俺スゲー感を持続)」俺スゲー感はモチベーション持続に有用ですよ、本当。新しいことやると楽しいんですよね。
- CCF は WAF 使ってないんですが、特に model がきちっと分かれてないところは次の大改修前には手直ししたいという気になりました。
Programming AWS with Perl by Yasuhiro Horiuchi
- with Perl 要素少なめ。
- Python 製 AWS CLI が提供されてるので、Perl での自動処理用にはそれに対する wrapper AWS::CLIWrapper を使えば良いのではないかと、という感じですかね。
- CLI と API 直叩きモジュールとどちらが良いという質問がありましたが、自動処理用には CLI 経由でいいでしょうけど、アプリ的にはモジュール使用なんじゃないですかね。
What's new in Carton & cpanm by Tatsuhiko Miyagawa
- もちろん cpanm は使ってますけど Carton は使ってないんですよね。個人の趣味の領域だとそこまで必要性を感じないというか。
- git URL 可になったのは patch 版指定とかできて嬉しい感じではあるんですけど、Dist::Zilla で github に置くと普通はインストール可にならないんで、その辺どうするのがいいのかな、と思ったりします。
GitHubでつくる、たのしい開発現場 by Hiroki OHTSUKA
- どっちかっていうと精神よりというか、本来そういうことの方が重要だとは思うんですが、やっぱり具体的なツールとか Tips の方が分かりやすいんですよね。
可視化のためのPerl by Muddy Dixon
- 可視化には Explanatory (ストーリー説明) と Exploratory (ストーリー探索) の 2 種類がある。
- マイニング技術者はドメイン知識が少ない v.s. ドメイン専門家はマイニングの知識が少ないので可視化してドメイン専門家に見てもらおう、と。
- DataCube の開発止まってるじゃんということで、Data::Cube をリリースされたとのことですが、「僕はこの手の処理はRでやります」という衝撃の結末からは、どうせこのモジュールも開発止まるんでしょ?、感が激しくします。
本当にあったレガシーな話 by Daisuke Maki
- livedoor blog のモダン化について。モダン Perl 入門 増補改訂版 に書かれるそうです。題名は増補改訂版になっていますが 80% 変わっているとのこと。
- 発表的にはとりあえず mod_perl dis だったと思っておけば大体合ってるんじゃないでしょうか。
- とにかくログをとることがまず最初。設定切り替えには use constant による定数たたみ込み最適化の利用をすると良い。
- 他色々あったんですが、$0 変えると ps で見たときに分かるというのは Tips は面白かったです。
スマフォアプリ開発を支える認証認可アーキテクチャ by Rieko Suzuki
- 執筆記事の著者写真の時点でなんかもう色々と違う気がしましたが「糞アプリ」発言で逆に安心しました。
PhantomJSによる多岐にわたる広告枠の確実な表示テスト by Yusuke Yanbe
- Selenium::Remote::Driver を使えば headless ブラウザである PhantomJS を操作できるのでそれを使ってテストするという話。
フルテストも50msで終わらせたい 〜 FreakOutの取り組み 〜
- 最初にさすがに 50ms は無理ですとの潔いお言葉。
- 一日目の soh335 さんの発表と結構被っていたとのこと。テスト用ユーティリティモジュールも用意されているそうです。
- 実行順序に依存するテストを避けるために、テスト順序のシャッフルがおすすめとのこと。
- File::Find, List::MoreUtils, Parallel::ForkManager, Net::OpenSSH, TAP::Harness といった CPAN モジュールを組み合わせて分散実行することで 2,000 秒 over → 180 秒に短縮。
- CPAN モジュールの組み合わせというのがとても Perl らしくていいですね。
- 「高速なテストは開発文化を変える」手元でやるより push した方が速いのでとりあえず push する文化に→コードが早期共有されてレビューも進み品質も向上。
LT
とりあえず分かる範囲でメモ。名前が分からない方とかもし抜けてたらすみません。
- テストカバレッジについて http://coveralls.io/ というサービスがある。
- DBIx::* の新しいモジュール。
- makamaka さんの同人活動レポート。
- HTTP から SMTP 送信ができる Haineko について。
- Perl 入学式と近所の Perl Mongers のおかげで初心者でも「つぶやいてないでコード書け」というサービスができました!という話。いい LT だったと思います。
- papix さんの Perl 入学式活動レポート。
- kamipo さんの mysql-build の話。
- もっとネタモジュールを!ということで netacpan.org できました。
- kamadango さんのマイクロコミュニケーションの話。
- tokuhirom さんの Test::Power っていうか HTTP::Body::Builder 作ったった。
- mruby_nginx_module について。
- pjf さんの
method add_datapoint( Str: $goal!, Int:$timestamp)
みたいに書ける Method::Signatures の紹介。 - takesako さんの Perl クイズ。近藤嘉雪先生が優勝してました。チート級。識別子が 251 文字以下とかそんな制限あったんですね……
Keynote by Tomohiro Ikebe
- 「Management and Perl culture」というタイトル。
マネージャーで画像検索するとリア充マネージャーって管理するというより支える方じゃないの?- できるエンジニアにできるからマネージャーやれ、は最悪。とはいえチーム内のリーダーシップは必要。
- 社内に対する広報(エンジニアの仕事が意味のある仕事だってことを伝える)ことも大事。
- ……そんなに年が変わらないということにちょっとショックを受けました。
YAPC::Asia Tokyo 2013 クロージング by Daisuke Maki
- 牧さん、櫛井さんのツートップによる YAPC::Asia はこれで終了、とのこと。後を継ぐ人が居ないとこれで終わり、ということなんでしょうか?
- のべ参加者 1,000 人オーバー。うーむ、すごい。
まとめと余談
- 今年の YAPC は Perl の話題が多いな、とかいう tweet を見ましたが、確かに Perl 寄りな感じで個人的には嬉しかったです。
- 本当は今年発表できたらなーと朧気に思っていたのですが(Dist::Zilla の話とか)、Minilla と Milla のトークが応募されてるし、しかも Ricardo SIGNES ご本人来てるしってんで無理ゲーでしたね。LT できたらなーというネタは今年は余裕で間に合わなかったので来年に LT できたらなーと思っています。
- 今回新しいノート PC (VAIO Pro 13)で参加しました。今まで一台のノート PC をどのシーンでも使い回す感じだったので 2kg 前半まで選択肢に入れていたのですが、重量というよりもバッテリーの持ちからこの手のイベントではちょっときついな、ということでモバイル用として購入。シートバッテリがなかったとしてもイベント中はもってそうでした。重量はあんまり気にしてなかったんですが実際に使ってみると、部屋の移動のときに横に抱えるのも楽だし AC アダプタもなくてそのまま運べるしで良かったと思います。
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